最終更新日:2024/ 4/ 2(火) 15:53:50
政治外交史Iのページ
受講生専用ページ
予習用の映像や音声、配布物、板書データ、確認テスト、課題レポート用紙などは、受講生専用ページから入手できます。
※受講生への連絡や告知は更新情報のページに掲出しますので、そちらのチェックも怠らないでください(チェックしてゐることを前提に講義を進めます)。
講義の概要
(1)サブタイトル
近代日本(1853―1941年)の政治と外交
(2)講義のテーマと目的
(A)この講義では、ペリー来航から日米開戦にいたる日本の政治と外交の歴史を概観します。われわれが暮らしている日本社会は、どのやうに形成されてきたのか。幕末のペリー来航にはじまり、日清戦争や日露戦争を経て、日米開戦にいたるまでの経緯を、国内政治と対外関係といふ2つの視点から整理することで、これらの問題について考へてゆくことにします。
(B)並行して、現在の日本が直面するさまざまな政治問題や国際問題(時事問題)も適宜取りあげ、分析します。それにより、過去の日本をより深く、また多面的に理解できるやうになるはずです。
※明治維新(1868年)から現在(2024年)までの日本の近現代史は、太平洋戦争(1941―45年)でほぼ折返しとなります。「政治外交史Ⅰ」はその前半をとりあげ、また「政治外交史Ⅱ」では後半を取扱ひます。
(3)到達目標
この講義では、近代日本(1853―41年)の政治外交史に関する基礎知識を習得し、それらに対する考へ方について自分の言葉(文章)で説明できるやうになることをめざします。
(4)講義の内容
上記(A)については、以下の章立てにしたがつて講義します。初回の講義で「講義ガイダンス」を実施し、最終回では、それまでの講義を総括したうへで「政治外交史を学ぶ意味」についてお話しします。
- 第1章 日本政治外交史序説
- 第2章 ペリー・ショックと幕藩体制の崩潰
- 第3章 近代国家の建設・華夷秩序の解体
- 第4章 大陸進出・国際舞台への登場
- 第5章 世界戦争と「新世界秩序」への対応
- 第6章 国際協調・政党政治の光と闇
- 第7章 「昭和の戦争」と大日本帝国の崩潰
(B)については、時々の話題を取り上げます。基礎的なところから噛み砕いて説明するつもりですが、理解をより深めるため、ニュースには毎日、かならず目を通してください。
※(B)に関しては「国際政治」や「政治学入門」などと、テーマや内容が重複する場合があります。
(5)講義の形式
この講義は「オンデマンドを活用した反転授業」の形式で行はれます。
- 教員は事前に「予習用ビデオ(90から120分)」を録画し、Youtubeで公開します。受講生のみなさんは「講義レジュメ」をみながら、都合のよい時間にそちらを視聴してください。
- 講義を視聴し終つたら「受講生専用ページ」から「確認テスト(正誤選択式)」と「課題レポート(記述式)」をダウンロードし、取り組んでください。
- 「確認テスト」は定められた期限までに、Google Form経由で回答してください。
- 「課題レポート(800―2000字)」は、期限までに教員に提出(送信)してください。このレポートの受理をもつて「出席」とみなします。
- 火曜3限(12:30―14:00)と金曜4限(14:00―15:45)の講義は「質疑応答日」とし、課題レポートに書かれた質問や感想、提案などに答へるほか、確認テストについて解説し、さらに課題レポートのうち、いくつか重要なものをとりあげて添削します。
つまり、この講義の中心は「あらかじめビデオを視聴し学習するところ」にあり、講義の当日はその補完となります。そのため、ビデオを見ないで講義に出席したところで、まつたく授業についていけませんから、「予習」を怠らないやうにしてください。
(6)休講と補講について
いまのところ、休講/補講の予定はありません。実施する場合は、更新情報のページに掲出します。
(7)教科書・参考書
課題レポート作成用のテキストとして倉島保美『論理が伝わる世界標準の「書く技術」:「パラグラフ・ライティング」入門』講談社ブルーバックス、2012年(ISBN9784062577939)を使用します。
教員が作成したレジュメを使つて講義を進めるため、上記以外の教科書はありません。また参考書については公式のシラバスに掲げたもののほか、講義のなかで随時紹介します。
(8)注意事項
- 質疑応答はハイブリッド形式で実施します。教育実習や体調不良などで対面講義に参加できない学生は、自宅などからオンラインによる同時中継を視聴するか、あとでオンデマンド録画を視聴しておいてください。
- 質疑応答の時間は私語厳禁とします。また休憩時間以外の入退室も禁止します(緊急の場合を除く)。
- 質疑応答日に出席はとりません。課外活動や教育実習などによる「公欠」は、所定の部署に届けてください。ただし、提出しなくても成績評価には影響しません。
- この科目では、開講後に、皆さんの知識量や理解度を判断しながら、講義内容の疎密および説明の深浅を調節します。したがつて昨年までと同様のペースで講義が進むとはかぎりません。
- そのほかの注意事項については、最初の講義で説明します。
講義に関する質問や連絡
- 講義に関する質問は、課題レポートの「感想・質問・提案」欄か、松大UNIPAの「授業Q&A」より受けつけます。
- それ以外の(個人的な)質問や連絡はEメイルで受けつけます。はじめてメイルする学生は、あらかじめ「大学教員へのメールの書き方(京都女子大学江口聡先生のページ)」と「メールを書くときにはここに注意(慶応義塾大学松岡和美先生のページ)」を熟読してください。
成績評価
- 平常点:課題レポート(全28回)については、1回受理されるごとに1点または2点を付与します(56点満点)。
- 試験点:第30回の課題レポートを「最終レポート」と位置づけ、60点満点(形式点と内容点それぞれ30点)で評価します。
- 単位認定の条件:平常点で28点以上を得ることと、最終レポートが受理されることです。
- その他の詳細については、初回の講義ガイダンスで詳しく説明します。
参考文献・リンク集
別のページにまとめました。
参考文献は講義の進行に応じて追加しますので、定期的にチェックして下さい。
またリンク集については、本サイトの免責事項の3.を読んだ上で利用して下さい。
担当教員
担当教員に関する情報は制作者情報のページに掲出してあります。