最終更新日:2015/ 5/ 6(水) 00:29:44
論文「有賀長雄の対外認識:ある学者官僚の栄光と蹉跌」
書誌情報
- 名称:
- 有賀長雄の対外認識:ある学者官僚の栄光と蹉跌
- 種別:
- 論文(単行本に収録されたもの)
- 単著/共著の別:
- 単著
- 収録書籍:
- 伊藤信哉・萩原稔編『近代日本の対外認識I』彩流社
- 発行年月:
- 2015年6月
- ISBN:
- 9784779121241
- ページ数:
- 27―73頁(47頁)
概要
1.論文の要旨
本章は有賀長雄といふ、国際法や外交史の領域で先駆的な業績を挙げ、国法学者や法制官僚としても活躍した人物の、当時の国際情勢に対する見解を明かにするものである。対象とするのは1898年から1915年までで、彼が創刊した日本初の外交専門誌『外交時報』に発表した論説を中心に分析する。第1節は、その略歴を紹介し、帝国主義外交の法理と実際について伝授する「伝道者」と位置づける。つづく第2節では清国分割から日露戦争まで、第3節では日露戦後から辛亥革命まで、変転する世界情勢をめぐつて、有賀がどのやうな議論を展開したかを検討する。最終節では、彼が学者としての栄光を極めたあと、大正時代に入り影響力を失つた経緯について概述し、なぜ彼が「時代遅れ」になつたかを考察する(同書「総論」11頁より一部の表現を改変して引用)。
2.論文の目次
- 1 「帝国主義外交」の伝道者
- 2 清国の分割から日露戦争まで
- 3 日露戦争から辛亥革命まで
- 4 「大正新時代」の落伍者
正誤表・補足情報
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全文データ
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参考文献リスト
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関連リンク
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